年収と賃貸くらしの見比べ方

年収と賃貸くらしの見比べ方 賃貸くらしをするとき、年収の3分の1程度の家賃が良いと言われています。月収が21万円なら、7万円程度の家賃の部屋にすめるということです。
もちろん、これは目安にすぎず、考え方は価値観によってさまざまです。貯金をしたいなら、家賃ができるだけ安いところに住みたいでしょうし、逆に良い部屋に住んで精神的な満足度を得たいなら、年収の半分くらいを家賃に使っても良いかもしれません。
賃貸の場合、住宅ローンとは違って借り換えることが簡単です。家賃の負担が大きすぎると感じたら、家賃の安い部屋に引っ越しをすればよく、30万円程度の資金があればそれが可能になります。失敗をしてもリスクが小さいというのが賃貸のメリットの1つです。
賃貸契約をするときは、退去時の違約金やクリーニング代などにはしっかりと目を通しておきましょう。あまりないことですが、契約期間中に解約をすると違約金がかかることもあります。
そのような場合は、慎重に契約をして、破綻をしないように気をつけなければならないでしょう。

賃貸で暮らすことにより可能になるお金の使い方

持ち家や賃貸、どちらがメリットがあるかという問題は、住む人の世代や家族構成などによっても変わってきます。
ただ、独身者であれば、マンションは購入するよりも賃貸の方が良いというケースが少なくありません。
特に女性の場合は、将来的に結婚をし引っ越しをする可能性が高いため、賃貸にしておいた方がよいでしょう。
結婚をすることで生活パターンも変わり、子供が生まれれば独身時代に買ったマンションでは手狭になるかもしれませんし、売却する際には、買ったときの半値以下になってしまうこともあります。
売却をせずに人に貸すという方法もありますが、ボーナス分は自分で払わなければいけませんから、独身者の場合は、10年以上ローンを払い続け、結婚しないという覚悟ができていない場合には、購入しない方がよいでしょう。
購入した場合、簡単には売ることができませんし、売れたとしても購入した時よりもかなり金額が低く、ローンが残ってしまいます。
その点賃貸の場合には、いつでも住み替えが可能で、近隣との問題が生じた時なども、すぐに引っ越すことができます。